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訳出方針の策定、一般論と具体項目「Where to go next」
思うところ概要
訳出を進めていくためには、どう訳すかという方針を定めることが適当です。ただしそういった方針を定めるには、どんなレベルまでどのように、誰がどうやって定めるのか、といったように、議論や努力は果てしなく続きます。どこかに模範となる訳出方針などというものがあれば、「それに準じる」だけでも、相当な前進であり目安になります。たぶんそのようなものは、なかなか見つからないでしょうけれど。少なくともこれが必要である、という認識のもと、これを課題意識として持ちたいものと思っています。
なすべきと思う方向
上のような理想論は、達成できればそれに越したことはありませんが、現実的ではありません。そこで現実に取り掛かれることは、日々の訳出の中で、こうした方がいい、こういうことで悩んだ、これについては皆さんどう思うか、といった具体的内容を伴った議論を活性化する、しかもそれは、そんなに大層な大上段に構えるものではなく、より具体的にピンポイントの、単語レベル程度のものを議論していくのが良いと思っています。 前 issue として「one-off の訳し方について」 と題して取り上げた内容も、そういったものの一つです。 そしてこういった方向性の議論や試行錯誤を、まずは issue 上で行い(メーリングリストなどがあれば、そういったものでも良い)、その成果(とりあえずの結論でも良い)を Wiki にまとめる、という方法を提案したいと思います。 常々私は申し上げることですが、提案だけを放り投げることはしません。そういった方向でよろしければ、そしてそれを試しに私がやって良いのであれば、私がやります。
具体的項目「Where to go next」
上に示した内容に従って、私が取り上げたいトピックがあります。 Where to go next という節タイトルに用いられる表現です。ここかしこにあります。この訳出を統一したいと考えています。 かつて私は、どこかのプルリクエストにて、旧訳として「次はどこへ行きますか」というのがあって、これは不適切と指摘し、提案訳として「次は何を読みますか」をあげました。と言っておきながら、どうするのが良いかなぁ、と今も悩んでいます。 どう思われますか? (瑣末なので、どうでも良いと思われるかもしれませんが、どうでもよければどうでもよいでよいです。ただ訳出は統一しなければなりません。)
これについて考えることは以下です。
- 「次はどこへ行きますか」は、あまりに直訳すぎて、日本語らしくない。
- 「次は何を読みますか」は、直訳的なニュアンスをなくそうと、意訳したもの。ただ最近では、これもあまり適当ではないかなぁと思い始めています。こんな表現、純粋な(英訳などではない)日本語文書で出てきますか? という疑念です。
- 考えなければいけないのは、この語が 節タイトル として出てくるということです。節タイトル全体のことを考慮しなければならず、そもそも節タイトルが体言止めとなっているかどうか、である調ですます調のどちらを(主に?)採用しているか、いやそもそも体言止めだけしか許容しないと方針立てするのか、といったトーンの整合が必要になり、それに合わせて訳語を考えなければいけません。
- 最近、この訳出として「次へ進む」というのを考えました。少々、ボードゲーム(人生ゲームとかモノポリー)みたいな感覚になりそうですが
:)
ご意見よろしくお願いします。なお本 issue は (1) 一般論としてこういった課題を issue や wiki で議論活性化していきましょう、という提言と、(2) 具体項目として「Where to go next」の訳語をどう考えますか、という二本立てになっている点をご承知ください。