記号類の両側で和欧文間のアキが欲しい
記号類と和字の間に和欧文間のアキが欲しいです.
例えば!という“コード”に言及したくて,次のようにしたとき,
!とその両側の“あ”の間に和欧文間アキが入らないという具合です.
あ@<tt>{!}あ
なお,これは@<tt>{あ!あ}としても“!”の両側にアキは入りませんし,
@<tt>に限らず単にあ!あとしたときも同様です.
このように,その前後あるいは前か後ろにアキが入らない文字は次のものです:
\ { } ! . # = > < | + $ [ ] * % & ? ^ _
もっとも,これはpLaTeX側のデフォルトの挙動(kinsoku.texで定義)で,
(u)pLaTeXであれば次のように:
\xspcode`\!=3
LuaLaTeX(LuaTeX-ja)であれば次のようにすれば両側に和欧文間のアキが入るようになります:
\ltjsetparameter{alxspmode={`\!,3}}
上の文字たちがその前後の和字に対して,
デフォルトとしてどのように振る舞うのが便利かという話になるとは思いますが,
すくなくとも,(u)pLaTeXのkinsoku.texが規定している次のものと,
エスケープ文字としてよく使われるバックスラッシュ(\)以外は,
デフォルトとしては両側に和欧文間アキがある方が記述が楽になる場面が多いかと思います.
( ) [ ] ` ' ; , .
これって、今はとりたててlayout.tex.erbでもreviewmacro.styでも「あえてアキを入れない」ようなことはしていないように見えるんですが(documentclass任せ)、今後クラスファイルなり何かテンプレートを作るときには設定を入れておいたほうがよい、ということでしょうか。
今後クラスファイルなり何かテンプレートを作るときには設定を入れておいたほうがよい
はい,そういう要望です. 現状だと,上の記号類と和文の間で自動的にスペースが入らないので,なにかしらコードを記述するような書籍だとデフォルトで和欧文間スペースがあった方がありがたいです. ただ,これはとても大きな変更といえると思います.