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review-jsbook のオプションで paper=a4 とすると左右どちらかの余白サイズが異なってしまう
Re:VIEW のバージョンは 3.0 を使っています。
設定ファイル config.yml
で review-init
コマンドで生成されるデフォルトの texdocumentclass
では左右の余白サイズが同じ形で出力されます。
texstyle: ["reviewmacro"]
texdocumentclass: ["review-jsbook", "media=print,paper=a5"]
このとき texdocumentclass
のオプションを paper=a4
とすると、本文内の左右どちらかの余白サイズが増えてしまいます。
texstyle: ["reviewmacro"]
texdocumentclass: ["review-jsbook", "media=print,paper=a4"]
なお、プリンターで直接トンボなしで出力したいので、本番時には以下のようにしたいと思っています。
texstyle: ["reviewmacro"]
texdocumentclass: ["review-jsbook", "media=print,paper=a4,tombopaper=a4"]
トンボの出力はこれで抑止されるのですが、このときも余白サイズが増えてバランスがずれてしまいます。
paper=a4
としたときも paper=a5
と同様に左右の余白サイズが同じように揃えたいのですが、どうしたらよいでしょうか。
まず、大前提として、これらの挙動は、(jsbook.cls
既定の用紙サイズのみを切り替えているだけで、) jsbook.cls
そのものの動作です。
実際に、既定の用紙サイズを A4 のみならず、B5 に変えていただいても、(jsbook.clsの版面設計の自動計算により、)似たような出力になります。
実現なさりたいことは、A5のような余白(ノド、小口)が左右で等しくなるような版面ですよね? つまり、版面が左右中央に配置される。
review-jsbook.cls において、 A4 用紙サイズ、本文文字サイズ 10pt(デフォルト)、40文字にする場合は、 line_length=40zw
を texdocumentclass にわたしてあげれば、期待した出力になりませんでしゅか?
## A: default: media=print, paper=a4
texdocumentclass: ["review-jsbook", ""]
## B: line_length=40zw
texdocumentclass: ["review-jsbook", "line_length=40zw"]
## 上記、AとBをぜひ比較なさってください! もちろん、下記は B と同じ設定ですね。
# texdocumentclass: ["review-jsbook", "media=print, paper=a4,line_length=40zw"]
あと、トンボなしであれば media=ebook でもよいと思いますが、printでないと困るということは何かありますか?
review-jsbook.cls において、 A4 用紙サイズ、本文文字サイズ 10pt(デフォルト)、40文字にする場合は、
line_length=40zw
を texdocumentclass にわたしてあげれば、期待した出力になりませんでしゅか?
ご提案いただいた方法で対応することができました。 背景も理解できました。ありがとうございます。
あと、トンボなしであれば media=ebook でもよいと思いますが、printでないと困るということは何かありますか?
ebook
でもいいと言われたらいいんですが、表紙データは別データで管理していたので、print
のほうで実現したいと思ったので。
line_length
与えるとコンテンツがセンタリングされるの 全然意味がわからない挙動だから(少なくともebook
では) gutter
からコンテンツサイズ計算して常にセンタリングしてほしい・・・
@masarakki
line_length 与えるとコンテンツがセンタリングされるの全然意味がわからない挙動だから (少なくともebookでは) gutter からコンテンツサイズ計算して常にセンタリングしてほしい・・・
それは、「 jsbook.cls
自体の基本版面設計が全然意味分からない挙動」とも言うことができます。
line_length
を与えてしまうと、 jsbook.cls
の版面設計の自動計算のルールから外れますから、 gutter
を与えないと、とりあえず、左右中央寄せに配置するようにしています。
(むしろ、わざわざ jsbook.cls
の版面設計の自動計算のルールに乗る必要もないと思います。)
つまり、 jsbook.cls
の版面設計の自動計算のルールから外れることをするのであれば、基本的には、字詰め(横幅)も行数(縦幅)も与えて箱組みを定めて、横組み見開きページの右ページにおいて、用紙の左上原点から箱組みをどこに配置するか(天とノド)を与えてくださいということです。
(むしろ、日本語組版の基本版面設計からすると、このほうが自然で、自分で自由に必要な値をすべて与えたほうが良いと思います。 review-jsbook.cls
は jsbook.cls
を下敷きにしていて、デフォルトで jsbook.cls
の仕様を是とするので、この基本版面設計を仕様とすることにしていません。)
2.x時代のような単純にまん中に適切なマージン取って配置してくれるモードは完全に無くなってしまったんだろうか