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Sketch-Based Implicit Blending
スケッチベースのモデルの変形手法
論文本体・著者
BAPTISTE ANGLES, University of Victoria, Université de Toulouse, and IRIT / CNRS MARCO TARINI, Università dell’Insubria and ISTI / CNR BRIAN WYVILL, University of Victoria LOÏC BARTHE, Université de Toulouse and IRIT / CNRS ANDREA TAGLIASACCHI, University of Victoria
- https://gfx.uvic.ca/pubs/2017/angles2017sketch/
- SIGGRAPH Asia 2017
解きたい問題
オブジェクトとインプットストロークを扱う空間表現および その空間で求めた変形の転写
新規性
- ユーザスケッチをオペレータ空間Dのサンプルにマッピングする方法を提示
- 複数種類の演算子を表現するための新しいテンプレートを導入することで、従来手法では困難とされていた複数オブジェクトの接続面が分離・融合しているどちらの変形の表現も可能
- キャラクラスキニング・フォントデザイン・植物モデリングなど複数のものに対応し、アプリケーション化
実装
- ビデオがわかりやすい。 https://www.youtube.com/watch?v=5lah1kdp-P8&feature=youtu.be 34秒~3分8秒あたりを見れば手法の大まかな流れがわかる。
分離しているときと融合しているときの演算子を設定。
2つのパラメータのいずれかが1のときは常に1を返し、0のときは0を常に返す。
ユーザインプットを空間Dにマッピング。
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論文Fig.7 より |
空間内を定式化すると
ユーザインプットに合わせてテンプレートサーフェスをマッチング。
ローカルでサーフェスをユーザインプット点に合わせた後、
ユーザインプット点以外のサーフェスをマッチングする。
Ematchがストロークに合わせて、Epriorでサーフェス全体をマッチング。
Efairでサーフェスのサンプリング点をマッチング、Econtanctが分離の場合の表現を可能にしている。
実験・議論
Results
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論文 Fig. 21 より |
融合させる場合の変形も分離させた場合の変形もうまくいっている。融合を考えた時のアーティファクトもない。 |
Limitation and future work
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論文 Fig. 20 より |
- シンメトリックな変形がされる故、アシンメトリックなものは難しい。(デプスの指定である程度の制約はきくようだが)
- 高周波なユーザインプットの変形は不可能
- インプットストロークの「かすれ」のようなスタイルは転写不可能
読んだ中での不明点などの感想
- スケッチベースで他物体との融合・分離どちらの場合の変形のも表現できるのはやっぱりいい!の割にはマッチングも空間も結構シンプルだなぁ。。。
- アプリケーションの応用範囲が広いアピールが工夫されていると思った。(論文の書き方もdemoも)